加油のブログ

神様と真の家庭を中心に祝福家庭はまた一つになるべきです。一時的なブログです。

言葉狩りしかしない永田正治氏

永田正治氏から返信をいただきました。


徹底追求第4弾!郭錠煥著『事必帰正』「銀貨30枚」でキリストを売り渡した信仰崩壊集団の正体。 - 「家庭連合」の研究。


あれほど言葉狩りの虚しさを強調させていただいたのですが、伝わらなかったようです。私がしたいのは議論であり、テーマは「お父様が虚偽報告に騙されることはあるのか」であり、その根拠を示しました。


永田氏の反論は、「こういう理由でお父様が騙されることはありえない。」とならなければいけません。言葉狩りにばかり気を取られた結果、榮進様に関するみ言葉は完全スルーです。


>ならば、問う。「顯進は純潔である」と文鮮明師が発言したことを、今度は真実と引用するが、その発言も欺されて発言したのではないという根拠は何か?


まずは落ち着いてください。頭に血が上るあまり、まともに読解もできていらっしゃいません。発言があったかどうかは「真偽不明」と私は書いています。


>「郭・三男派」は、文鮮明師の御言の信憑性そのものを完全に否定し自縄自縛に陥った。


まず、み言葉の信ぴょう性を失わせたのは我々ではなく、虚偽報告者達です。自縄自縛とおっしゃいますが、そんなことはありません。


どの様な虚偽報告があったのかは、真実によって検証できるからです。


「完全に否定し」などの大げさなレッテルに、説得力があるとお考えなのでしょうか。お父様に正しい報告がされていた時は、すべてに矛盾がありません。矛盾があった場合にだけ、その背景を考えるだけであり、当然の信仰姿勢です。


だから再三にわたって、事実関係の確認をと言っているのです。


>こんなものを誰が読みますか! 


これを分かり易く要約するのがあなたの書き手としての仕事です。そして、やたらと多くのサイトを示して、読めと言う。そんなことしないで、あなたの言葉で要約して知らせてください。それを読んで読者が判断するのです。あなたの怠慢です。何々を読んでないなどと、頻繁に人を非難すべきではありません。


永田氏は、事実関係を確認してほしいという私の願いを、私の怠慢であり、『甘え』だとおっしゃる。真実を知ることは、自分の方向性も決め、自分の霊的生命に責任を持つことでもあります。それを他人任せで「自分は読まない!説明して見せろ!」で、しかも言葉狩りばかりされるなら、それこそ甘えではないでしょうか。


今まで、調べる時間はたくさんありました。何年もです。膨大と言われますが、紹介した一つは50分コースです。ご自身の信仰者としての方向性を決めるような情報収集に、50分が裂けないのですか?大変甘えていらっしゃいます。


誰がこんなもの読むかとおっしゃいますが、紹介したサイトの訪問者数は伸びているそうです。そして、ご迷惑になるので、詳細は控えますが、すでにサンクチュアリの方から「読んだ、どうしたらいいのか」というようなコメントもいただいています。


ご自身が読まずに、評議会メンバーとして、すでに読まれたサンクチュアリの方に質問されたら、どのように説明するのですか?事実関係は、言葉狩りで押し通すことはできません。


>「真の母が首謀者だと分かると、食口がダメージをうける」


もっともらしい言い訳ですが、ウソです。郭錠煥氏の言葉を、家庭連合の食口が信じると思いますか? そんなに甘く考えているのですか?


韓国聖殿の方たちは信じたようですよ。韓国聖殿では『事必帰正』を批判しつつも、「お母様に関する批判はあってる」とその部分に関しては納得したように言っています(動画リンク)。「お母様に問題がある」というのは数少ない共通認識のはずです。


お母様に問題があると分かった時、悲しまれなかったのですか?


どこかで読んだはずと思い、探したらありました。↓


永田さんの素朴な疑問 - 日本サンクチュアリ協会


永田氏は「真の母と慕うお母様が、道を外れていることを知る苦しみ」と書かれています。ダメージを受けているではないですか。信仰者として当然の感情だと思います。


「お母様が原罪なく生まれた」という説が間違っているというのは、信仰歴の長い方々から見ればほぼ共通認識であり、「お母様が間違っていた」という郭先生の主張は、今ならより説得力があるのではないでしょうか。


そう言う意味で「赤石僚講師」の動画もみましたが、「心配ない」と思いました。ほとんど脅威ではないのです。赤石講師本人も信じていない内容を講義したところで、霊的迫力はゼロです。内容も精査されれば、どちらに説得力があるかも一目瞭然です。


>「真の母」が首謀者という「真実」が分かってダメージを受けるなど、おかしな話しです。偽りを指摘することが何よりも食口からダメージを無くすことです。


永田氏本人も苦しんだとおっしゃっているのに、おかしな話です。冗談はともかく、「偽りを指摘することが何よりも」というのはどうでしょうか。最終一体化した真の父母であるはずのお母様に問題があったと分かった場合、信仰を失ってしまう若い信仰の方もいらっしゃいます。二世などはどうでしょうか。幻滅して去ってしまう子もいるでしょう。


また、再度強調しますが、お父様はお母様を愛しておられたのです。お母様がもとの位置に戻っていただければそれが一番であり、躊躇いなく「バビロンの淫女」といえる感覚の方がおかしいと思います。


永田氏はもっと論理的な方だと思っていたのですが、非常に残念な気持ちになりました。虚偽報告を認めてしまえば、苦しみながらサンクチュアリを選んだすべてのことが、無駄になってしまいます。とても冷静に書かれた文章とは思えず、内心が荒れ狂うのは理解できます。しかしそれは、永田氏の人より優れた『知性』が、すでに悟ってしまったからであり、その内心の狂乱は良心のもがく声です。


永田氏は、完全に取りつかれたような菅井さんとは違います。打ち勝つことを祈っております。


言葉狩りの反論は、無意味ですのでやめてください。書くまいと思っていたのですが、もう一度強調する記事を書きます。

お父様は虚偽報告に騙されるのか?

このテーマこそが、現在の祝福家庭の考えを分裂させる原因の一つになっています。


私の考えは、「若いころのお父様を騙すことはできなかったが、晩年のお父様を騙すことは容易かった」というものです。こう書くと、「メシアを侮辱している!」と非難される方もいますが、これはきちんと検証すれば、侮辱でもなく、お父様のメシア性を否定するものでもなく、明確な根拠もあります。


お父様の自叙伝『平和を愛する世界人として』の第3章、草創期に祝福をされたときのエピソードとして、純潔でない祝福候補者を見破って叱りつけたエピソードがあります。


「心の眼を開けていれば、何を隠していても全部分かるようになっています。」


お父様は霊界とつながり、集中すれば相手の背景まですべて見通すことが出来、嘘もすぐに見破ることのできるお父様・・・。


草創期に実際に経験した食口も多く。今でもほとんどの食口が持つお父様のイメージはこれではないでしょうか。しかしこのエピソードの直後の文章にはこうも書かれています。


<引用開始>
神のみ言よりも神通力に惹かれて教会に来る人もいました。彼らは霊的な能力に最高の価値があると思ってすがりつきます。しかし、一般に奇跡といわれるものは世の人々を惑わすのです。奇跡にすがりつくのは正しい信仰とはいえません。人間の罪は、必ず蹟罪を通して復帰 (罪のない元の状態に戻ること) しなければならないのです。霊的な能力に期待しては絶対に駄目です。教会が定着してくると、私はそれ以上、心の眼で見たことを信徒に話さないようにしました。
<引用終わり>


これは「心の目で見なくなった」のではなく「話さなくなった」なので、お父様が騙されることにはなりませんが、何よりも大事なのは、我々の信仰姿勢です。お父様の周りであらゆる不義があっても、お父様はすべてお見通しだろうから大丈夫と、不義を放置しても、復帰は進まないのです。それはお父様の霊的な能力に期待した、我々自身の責任放棄にほかなりません。


そして晩年のお父様は、ご自身にされる報告の真偽をあえて見破ろうとチェックはされていなかったと言えます。


ご存じの方も多いと思いますが、神山先生は、お父様が虚偽報告をそのまま信じておられるのはどうしてか聞かれたことがあります。


<引用開始>
私も涙ながらに『お父様はどうして間違った情報や、それを報告する人を信じるのですか?』と真剣にお聞きしました。お父様はこう言われました。『先生は疑って人の話を聞くことができない。疑うということは堕落圏でのできごとだ……。騙された人、騙した人。神様からみたらどちらが正しいか!正しい立場の人を騙したらかならず審判をうける。蕩減しなければならない……』と。摂理的混乱と、真の父母様の神格化問題について)より
<引用終わり>


これは堕落前の神様の姿勢も同じであり「堕落するだろうな」とは疑わず、アダムとエバと天使長を100%信じたのです。そうでなければご自身の完全投入で作った創造物を疑う神様ということになってしまいます。その意味では、神様も天使長に騙されたとみることができます。


そしてその、お父様の悲壮な絶対信仰を裏付けるみ言葉もあります。


<引用開始>
榮進もあの女のために霊界に行きました。このカンナめ、正否を騙して、霊界、清平まで行って騙して、私が全部、全て信じるしかなくてしたが、栄進自体がそうなって問題が起きました。「お前にとって正しいことは何か?」と天の号令が降りて、別れて​悩んで逝ったのです。(み言選集496 p37 望みをかけている息子 亨進)より
<引用終わり>


榮進様の相手は問題がありましたが、お父様は信じるしかなくて、そのまま祝福されたことが分かります。


皆さんは、お父様が嘘を見抜けなければ、メシアではないと考えるのでしょうか。


勝利された真のお父様にどのように報告するかは、我々の責任であり、その責任にお父様は干渉できないのです。全員が勝利しなければ天国は来ないからです。


結論として、お父様は虚偽報告によって騙されることもあるのであり、それはお父様のメシア性を否定するものでもなく、あらゆるみ言葉や原理と矛盾しないばかりか、最も原理的な解釈であり、我々自身の責任分担をはっきりさせるものでもあると言えます。


我々は様々な事実関係と、それに対するお父様の発言から、何をどのようにお父様が誤解されていたのかを知ることが出来ます。それを調べなければ真に正しい選択はできません。


虚偽報告者の目的は「お父様がそう言った!」とお父様の言質をとり、自分の思うように資産と人を動かすことです。つまり食口が無知なままでは、お父様に従っているのではなく、虚偽報告者の思惑通りに動いていることになります。


お父様に、この虚偽報告によってもたらされた現在の混乱に対する責任はあるのでしょうか。神様は「ヨブを打ってみよ」というサタンに「あなたの手にまかせる」といいました。その被害は神様のせいでしょうか。イエス様はユダに「あなたがしようとしていることを、今すぐしなさい」と言われましたが、十字架はイエス様のせいでしょうか。


我々の責任なのです。


虚偽報告の結果、もたらされたものを、全てを正しい位置と方向に戻すのは、我々の責任なのです。

天的資産を略奪した!という思考停止

今回も一つの論点に絞って書いてみようと思います。


『事必帰正』加油氏への回答Ⅱ(天的資産略奪の狡猾な罠・アボニムの霊的権威と法的権限の分離) - 「家庭連合」の研究。


上記の記事において、永田氏は「私たちの「正統信仰」は、アボニムの霊的権限が教会の全てに及ぶというものです。当然、資産もアボニムの天的所有で、それを自分の物にした者は、神の法廷で、峻厳に公金横領罪に問われます。」と言われています。


お父様が「教会のすべての資産は私の天的所有である」と言われたことがあるのでしょうか?語弊があります。このように書かれれば、資産は霊的権威者の個人所有であるべきと言っていると誤解されかねません。


おっしゃるとおり、昔から、お父様は霊的権威者として、資産をどのように摂理に使うか指示してこられました。


永田氏のように「お父様が絶対に騙されることはない」という立場ならば、無謬のお父様の指示に従わない顯進様は、略奪者にしか見えないでしょう。


しかし事実として、お父様は騙されるのであり、騙されたのです。その事実はすでに提示しましたので、反論されるならば、まずはお父様は絶対に騙されないという根拠からお願いいたします。


であるならば、虚偽報告がなかった場合、つまり正しい報告がされた場合のお父様の指示が、本当のお父様の願いであり、天の願う資産の摂理への活用ということになります。


UCI財団は世界摂理を資金面でサポートするために設立され、理事に顯進様を任命されたのは、他でもなくお父様でした。そして顯進様は主にUCIをGPF運動の支援に使ってこられました。


お父様はその勝利と成功を喜ばれ、2008年度の区切りである12月13日のフィリピンGPF を控えた2008年12月1日には、「これからはGPFの活動を全世界的に共にしなければなりません。先生の息子娘がすることよりも、全体がしなければなりません。いつでもこの基盤の上に歴史が植えられ、歴史が連結されなければならないのです。」「GPFが主流となり、GPFの動きにすべて連結させていかなければならないのです。」とまで語られています。(み言葉選集604巻p9、p11)


そしてフィリピンGPFを勝利されて戻られると、2008年12月24日に顯進様を中心に立たせ、亨進様と国進様を左右に立たせ、「兄を中心に一つにならなければならない」とおっしゃったのです。



うえは、その時の写真です。み言葉選集では604巻のp198になります。ですが、明らかに記録されていないお父様のみ言葉があり、その場にいた参加者のひとりは「顯進は純潔である」というみ言葉と、国進様の再婚に関して問題視されているお父様の発言があったと、書き留めています。真偽は不明ですが、「○○は純潔である」という省かれたみ言葉があったことは、家庭連合側も認めています。


この時語られた御言葉の中には、「亨進はお前が全体に責任を持つから、正しい方(右側)に立て!」というみ言葉と、「神様を中心として、その次にアダムを中心として亨進です。亨進は右側に立つが先生と入れ違いになり、お前たちはオモニを中心として、入れ違いになっているが~」というみ言葉もあり、サンクチュアリの方にも言い分があることは理解できます。


しかし、正しい方というのは、左側に立たされた国進様との対比で語られたものであり、その場は天福宮建設費用の授与式とされ、顯進様に最初に資金が渡されても、資金管理の実際の責任は会長である亨進様がされるのであり、その責任者として「全体に責任を持つ」と言われたとみることもできます。何よりも「兄を中心に一つに」と語られ、そして顯進様が中心に立たされた事実は、どのように解釈するのか、無視していいものではありません。


そしてこの行事は、約3年後にみ言葉選集が出るまで、一般信徒に一切知らされることはありませんでした。非公式の「異端者・爆破者映像」まで流しながら、あれほど「亨進様が後継者である」という宣伝がなされた中で、この儀式がサンクチュアリの方の言うように、亨進様の都合にいいものなら、なぜこの儀式だけが発表されなかったのでしょうか。サンクチュアリの方がこれに関して議論する場合、亨進様の見解をまず聞くべきです。


このわずか3か月ほどのちに、束草事件によって顯進様が謹慎を申し付けられたのです。その異常さが分かると思います。


そこでお父様は、仁進様が勝手に変えたアメリカ理事会を顯進様が変えたと勘違いされて激怒されており、霊界メッセージでないものを霊界メッセージだとおっしゃり、お母様は顯進様は絶対性の観点から問題があるような発言をされました。永田氏はここから始まったデマの伝言ゲームに、検証も根拠もなく同調されているわけですが、責任はとれるのでしょうか。


たった2か月ほどの間に、すべてがひっくり返されたのはなぜでしょうか。虚偽報告がなければ、顯進様が中心なのです。そしてその顯進様に、もともとはお父さまがUCIとGPFを任され、そして顯進様は今もそのように歩まれています。


何度も、何度も、何度も、事実関係を調べてほしいと、懇切にお願いしてきました。しかしサンクチュアリの方は、当事者である亨進様と国進様にさえ、当時の状況を質問しません。そしてすでに反論された同じ批判を繰り返されます。そろそろ共通見解があってもいいころです。少なくとも今現在は、資産はいわゆる『悪魔連合』の管理ではなく、本来は、お父様が「すべてが連結されなければならない」と言われたGPFに使われています。


現在のUCIの資産に関する亨進様の見解はどうなのか、批判はせめて、二代王の公式見解をもらってからにしていただきたいです。

聖殿信徒へおねがい。事実関係の確認を。

今回も前回に続き項目別の論点に焦点を当ててみます。


郭錠煥著『事必帰正』の謎。(アボニムがおられたら絶対書けない本・虚偽部分の追記) - 「家庭連合」の研究。


永田氏は上記の記事で、「『すでに疑いの余地のないほどに、事実関係が整理されています』と仰いますが、全くそんな風に感じません。」とおっしゃっていますが、多くの食口が教会とご家庭の混乱や葛藤に興味を持ち、このブログ村でも数年前から喧々諤々の議論がされ、様々な情報とみ言葉が行きかいましたが、その間は何をされていたのでしょうか。ネットでちょっと調べただけでも、膨大な資料が出てきます。↓




サンクチュアリの方と話すと、多くの方が亨進様の「沈黙を破って」動画から、ネットを見始めた方が多いように感じます。なので、それまでの経緯の話をすると全く通じない方が多いのに驚かされます。


『二代王様!』といいながら、それまで亨進様が何をされてきたのか、ほとんど興味がなったことになります。なので亨進様や国進様が、顯進様にどんなことをしてきたのかも知らず、どう語ってきたのかも知りません。


今では亨進様ご本人は、ほとんど顯進様批判をされないにもかかわらず、『悪魔連合』のやってきた顯進様批判を古いネットから引っ張り出してきては、騒ぎ立てます。とっくの昔に反論されているのです。


それは、自分がそれまで何も調べてこなかったことを証明してしまうものであり、当時のご家庭にも、『二代王』にも関心がなかったことをばらすようなものです。


>普通、自分の潔白に自信があるのであれば、もっと早く、沈黙を破ったはずです。この10年という不自然な長さは、納得できません。真の家庭のためだ、などという明らかな偽りでなく、私たちが納得ゆく答えを示してください。いったい、何を忍耐したのですか?


申し上げたように、事件や訴訟関係は、事実をもとに反論されてきましたが、お母様が首謀者であるという主張は、当時はありませんでした。郭先生が今回はっきり語られたことは、「真の母が原因であった」ことです。「勝利し、完全一体化した真の父母」が、問題の原因であったとすれば、多くの食口の信仰に混乱を引き起こし、ダメージを与えます。永田氏本人も、「まさかお母様が」と苦しまれたことをどこかで吐露されていたはずです。


その前に、何とかお母様が考え直していただき、本来の責任を果たしていただければ、「完全一体化した真の父母」というお父様の宣布は嘘にならず、果たされたことになります。


しかし「独生女神学」がますます幅を利かせるようになったいま、むしろ被害を抑えるためには、食口に事実を知らせ「お母様考え直してください」という食口の声が大きくならなければならないという考えからです。


その忍耐は何故でしょうか。自分の潔白さえ主張できれば、お父様の愛したご家庭の威信が傷ついてもいいとは考えられなかったからです。


お父様は、お母様とご家庭を愛されたのです。ご存じのはずです。


それゆえに「郭グループ」と呼ばれても、訴訟を十数件起こされても、ご家族含めた誹謗中傷にも、「お母様が首謀者だ」と言わず、じっと耐えられたのです。


今一度、サンクチュアリの方々にお願い申し上げます。以下のサイトで、まずは事実関係を調べてください。真実は必ず理解されるという、懇切な願いです。そうすれば、また歩み寄れるはずです。


「メシア的といったな!」という言葉狩りの虚しさ

今回も前回同様、永田氏の私に対する返信の中から、論点を一つ取り上げてみたいと思います。


『事必帰正』加油氏への回答Ⅱ(天的資産略奪の狡猾な罠・アボニムの霊的権威と法的権限の分離) - 「家庭連合」の研究。


永田氏の主張はつまるところ、「特定される存在が唯一の方で、あまりに明確であるにも拘わらず、あえて「メシア的な人物」と表現するのは不適切で、それをあえて言えば、「後者」は「前者」ではない、ということになります。」


それに対して私の反論のいくつかは、根拠が弱く、永田氏を説得できない稚拙なものであったと認めます。申し訳ありませんでした。


しかしなお、訴えたいのは「相手の真意を無視した言葉狩りの虚しさ」です。


お父様はかつて、(人間堕落により)神様は創造に失敗した。イエス様は十字架により使命を果たせなかった(失敗者)とおっしゃいました。我々は食口は、その真意を理解していますが、反対者はこの部分だけを切り取り「神様とイエス様が失敗者だとは何事だ!」と激怒し、扇動しました。


イエス様の時も、パリサイ人や律法学者たちはイエスの言葉尻を捉えて「律法を否定するもの」と非難しました。


いまでも、家庭連合やサンクチュアリの方は、我々顕進様派が「お父様は騙された」といい、ご自身が「信じるしかなかった」と言われているみ言葉を提示しても、「お父様が騙されるとは何事だ!」と激怒します。


きっとほかにもお父様侮辱しているに違いないと、あら捜しし、一般向けの説明部分に「メシア的」と書かれていれば、「メシアを否定している!」と激怒します。


本文で本人が「再臨のメシアである文鮮明総裁」とはっきり言っているにもかかわらず、あらゆる邪推と曲解をそこに理由付けします。郭先生はお父様がメシアであると肯定しているのです。それが事実です。


断言しますが、私は神様の存在を信じ、お父様は再臨のメシアであり、その使命を勝利された方だと確信しており、顯進様はじめ、郭先生や他の顕進様派の方たちも同様だと考えております。この宣言に、神様と自分の良心の前に、一点の恥じるところもありません。


なのになぜ「メシアだと考えてはいないだろ!」と非難されるのですか?郭先生に騙されているのでしょうか?ご本人は「再臨のメシアである」とはっきりとおっしゃっています。


それは、相手が自分とは違うメシアのイメージを持っているからです。


言葉狩りをするのではなく、そのイメージの違いがなぜできたのか、お互いがみ言葉を提示しながら、検証していく方が有意義ではないでしょうか。言葉狩りは一切の建設的な事がありません。本当に空しいのです。


「一般向けの前提である」という主張は譲れません。事実そうだからです。そしてその表現として「メシア的」という表現は、非常識でもありません。メシアを受け入れる時期は、それぞれ違いますし、その説得は本文から始まります。これに関しては平行線ですので、読者の方はぜひ実際の本をご覧になって、それぞれで判断されるのがいいと思います。


『事必帰正』は全文が公開されていますので、ぜひご確認ください。



一点、永田氏は<前提>の4にある『4.霊的権威と法的権限の問題』がさっぱり理解できないとおっしゃっていたのですが、要点は「お父様に内部組織の霊的権威はあっても、法的権限はない」です。そんなに難しいでしょうか。


一般人のなかにも、まるでお父様の個人資産として献金が集められているかの様に勘違いされる方もいますが、ダンベリーの教訓から、80年代から、法人や財団で資金を管理し、法的にお父様個人の資産のように資金が集められるようなことが極力避けられるようになりました。


資金や財産に関して、霊的権威はあっても具体的な「法的位置はない」というのは事実ですし、逆にお父様に『法的』に財産の権利があるとすれば「私有財産」となってしまい、税金などで大問題になります。


家庭連合との訴訟では「UCI財団は、お父様に法的権限があるのだから返せ!」と主張しており、深刻な誤解を招きかねません。現在の葛藤を説明するうえで、一般にも「法的位置はない」と、はっきりさせておくことはとても大事な事なのです。


「ではその霊的権威を無視しているではないか!」という批判があるのは知っていますが、虚偽報告などの問題が複雑に絡む中で、事実関係をしっかり整理しなければ、理解はできません。お父様が言われたことは大事ですが、「何故そう言われたか」に興味のない姿勢は、真摯ではありません。


虚偽報告の経緯や事実関係も知らずに、お父様が返せと言ったのだから返せ!では、実際にそれをやった場合、サンクチュアリの忌み嫌う『悪魔連合』のものなってしまいます。2009年から、そのように歪んでいたのです。